2019年の秋。コロナ騒動がまだ始まっていなかったあの時。
自身の経営する銀座のラウンジは、最高潮の忙しさでした。
その一方で、心身の疲れは限界を超えてしまい
疲労で下がる頭と乱れる呼吸を必死に整えて、なんとか店に立ち続けました。
美しい伊勢・鳥羽・賢島ひとり旅
2019年の秋。突然東京を離れたくなった私は、新幹線に飛び乗りました。
行先は伊勢・鳥羽・志摩。
美しい英虞湾
本当は伊勢神宮参りだけで帰るはずだったのに、
心が不思議なくらい、穏やかに安らいで
〈帰りたくない、もう少しだけここにいたい〉と強く思って、
お店をオープンして以来、初めてスタッフにお願いして
もう1日だけ、ここに留まることにしました。
心が幸福に満ちたのは、伊勢神宮パワーだったのかな。
突然の旅だったので、泊るところも決めてなくて
伊勢神宮参りの時は、ルートイン伊勢に宿泊。部屋は狭くとも
清潔で大浴場が気持ちよく、とてもリフレッシュできました。伊勢参りでは
赤福のお汁粉をひとり並んで食べて、おいしかったな。
伊勢神宮参拝の翌日は鳥羽に移動
次の日は電車で鳥羽に移動して
宿泊先は、当日鳥羽駅の観光案内所で急きょ探してもらいました。
1泊朝食付き8000円位という破格なお値段のお宿。
ちょっと不安だったけど、若いころは、よくひとり旅をしていて
スリランカのB&B、日本円で800円というところも経験したし
まぁ、大人にはなったけど、違うワクワク感もあるかな?とそこに決めました。
というより、当日で選択肢もそれほどなく・・・
とても古い作りの昭和の温泉宿という感じです。
朝食もお世辞にもおいしいとは言えなかったのですが、そこで飲んだ
朝一杯のコーヒーがどれほど、幸せに感じたことか。
本当にふる~いお宿だったものの、イヤな残像は全くなくて
なぜか、今でも楽しかった旅の1つとしてよく思い出します。
洗練された高級旅館は、まちがいなく旅のメインになり得るのですが
旅は色々な要素が絡んで、「いい旅だったなー」と後々深く心に残ります。
一期一会などもその要素ですね。
鳥羽から電車で賢島へ
鳥羽から電車で賢島にも足を延ばしました。
2016年伊勢志摩サミット会場
横山展望台から景色をみたときには、息をのみました。
1日中ここに居たかったくらいです。他ではなかなかみられない
真っ青なリアス式海岸。
横山展望台
ここへはタクシーで来たのですが
運転手さんがとても気さくで、この辺りのことをよく教えてくれました。
お土産はシェルレーヌがいいよ、と言っていたので
それもしっかり鳥羽駅の売店で買って。真珠のふるさんとらしく
貝の形をしたマドレーヌです。
この時の運転手さんとも、素敵な「一期一会」となったのです。
仕事に疲れ切ったら
今となれば、長い人生、1日、2日と休んだからと言って
どうってことないんですけど、ただ、がむしゃらにやり続けたからこそ
掴めたものがあったのも事実・・・
でも、もし、とうしようもなく心が疲れ果てたら
休む勇気と決断をすることも大事だと思いました。人生そのものが
仕事をするためだけにあるわけではないんですもの☺
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