セミリタイアしている私の自己紹介
現在、セミリタイア、今風にいえば【サイドFIRE】をしています。
厳密にいえば、その疑似体験をしている最中でしょうか。
50代前半でのセミリタイアを目標に働いていましたが、前倒しの40代で
セミリタイア体験期間に突入。
飲食業経営者/今年で10年目になります。
東京都で2店舗経営
コロナパンデミックにより1店舗解約し、ビジネスは規模を縮小し継続。
セミリタイアに至る経緯
飲食業に携わる私は、小さいながら東京の銀座で2店舗を経営していましたが
2020年4月より、突如休業を余儀なくされます。
人生は山あり谷ありと言いますが、いま振り返ればコロナ前までは
売り上げは毎年右肩上がり。
傍からみたら、順調そのものだったかも知れません。
しかしそれとは裏腹に、眠れない日や、苦しい日々は長らく続き
心は疲弊していました。
※2021年12月現在、継続中の1店舗は10年目になります。
仕事に追われ、自分の時間を全く持てない、不自由な経営者そのものでした。
セミリタイアの中身
セミリタイアと言っても、疑似体験中で
今後コロナが収束したときにどうするか、まだ結論に至っておりません。
現在、たわいもない日常を日々ブログに書かせて頂いていますが
実際セミリタイア体験の中身はブログに書いてあるそのもので
ルーティーンはこんな感じになります。
- 朝起きて、ベランダの草花に水やり。成長や変化を楽しむ
- コーヒーを飲みながら、Newsを1時間くらい読む
- 気ままに散歩にでかける
- 夜は自宅で映画や音楽を楽しむ
- 気分次第で少し仕事をする
ここに、ゴルフ、山登り、友人とのランチなどが、スパイスとして加わります。
結局どうってことない日常と言えば、その通りなのですが

もっともすばらしい事は
1日24時間を自分の好きなように創れる、選択の自由が全て自分にある
ところです。

自分で1日の時間を自由に決められると
世間の流れとちがう動きができるようになり、得することも、とても多くなります。
混雑時間を避けて食事ができることにより、より良いサービスが受けられる。
旅行は繁忙期を避け、コストパフォーマンスを最大化できるなど。
FIRE/早期リタイアに向いている人
散財しない人
次々にブランドものを買ったり、高級車を買うことが好きな人は
例え1億、2億と資産を作ろうとも
あっという間にお金は枯渇してしまいます。そのような人はバリバリ働いて
バンバン使う方が向いていますね。
やりたいことがずっとあった
やりたい事がずっとあったけれど、生活費を考えるとそれでは食べていけない
そんな人がFIRE/早期リタイアを達成できれば、収入を考えず
思う存分、好きな事をできます。それは絵を描く事かも知れないし
何か得意なことで教室を開くことかも知れない。そして大きな収入にならずとも、
もしかすると
月3万、5万とお小遣いになることもあり得る。ただ好きな事に、時間を使って
それでお小遣いもできたら、そんな自由な人生ってないですね。
決まった時間に決まった場所に向かい、働かねばならないことが
耐えがたい苦痛でしかない
ここはコロナ収束後、少し改善されているかもしれません。
テレワーク、ワーケーションなど積極的に導入する企業が増えれば
<さほど、わるくない働き方だ>と考える人も増えて苦痛が減るかも。
稼ぐ力、貯める力、守る力、使う力。ここをうまく駆使できる人が
早期リタイア/FIREを実現して、その後も楽しく継続できる人。
ということになりそうです。
FIRE/早期リタイアに対する周りの反応
早期リタイアについては、徐々に日本でも認知される風土が育ってきているように感じます。
書籍も沢山出ていますよね。
それでも「そんな若くして仕事やめてどうするのよ?ボケちゃうよ」
という意見を今だよく耳にします。それについては、こんな風に考えます。
早期リタイア/FIREは、経済的自立を達成して、
働かない選択もできるけれど、働きたくなれば、働く自由もある。
こうしなくていけない、というものではなく
色々な選択ができる自由を手に入れた状態が、FIRE/早期リタイア
だとおもいます。
早期リタイア/FIREと投資
早期リタイア/FIREと投資は、セットと考えたほうがより現実的。
私自身は約10年と少しの投資歴で、現在のポートフォリオは
米国、日本を中心に、わずかにEU、中国、インド、台湾などの世界も含まれています。
日本でも、少しずつ投資の重要性が表に出てきたように感じますが
若くしてスタートすればするほど(時間)という資源を味方にして、リスクを減らせるので
金融教育が高校生からスタートするのはうらやましい限りです。
投資に絶対はないですが、20年、30年と長期で投資していけば、
リスクも限りなく減っていき、資産も大きく育っていくはずです。
最近では、投資環境もすばらしく良くなっているので、あとはやるか、やらないか
学ぶか、学ばないか、自分で決めるのみ。投資はリスクがあると言われますが、
リスクを取らないことこそが、リスクになり得る
とも言えます。人生100年時代を生きるといわれている今、
人的資本(自分自身が稼ぐ力)は残念ですが、徐々に少なくなっていきます。
現在、資本主義の中で暮らしている以上、アメリカであるか、中国であるか
インドであるか、成長していく、成長し続ける市場に投資して
そこから、配当という果実をもらうということは、とても現実的な選択だと思います。
ちなみに私は40代。投資は米国が60%を占めています。
人生をどのくらい生きるか不確定な中、貯めた資産をつかう段階に入った時に
<楽しくお金を使うこと>は、実はとても、むずかしいことかも知れません。
そもそもFIREできる人は堅実なひと
コツコツと何十年もの間、資産を積み上げ、堅実に守ってきた人が
今度はその資産を切り崩して使っていく段階になって
気持ちよく、適正なお金を使っていけるのか?下手をすると不安で節約し過ぎて
大量の資産を残したまま、人生を終えることにもなりかねません。
傍からみれば、潤沢な資産そのものでも、忍耐強く堅実に資産を積み上げてきた
人にとっては、使う段階で不安から逃れるのは、実はすごくむずかしい事かもしれません。
そこで、投資から得る配当などでキャッシュフローを作って
これは旅行なり、美味しいものを食べるなり
自分の心が豊かになるものに全て使ってしまおう!と決めてしまったり
トリニティ大学の金融理論 4%取り崩しルール
に従って、長期で積み立ててきた、インデックスファンドを毎年4%ずつ取り崩し
ながら使っていく方法をとると、理論上は大きく資産は減らさずに
残りは運用されていくことになります。
コツコツ堅実に資産を増やしてきた人だからこそ、
使うときのことも、よく考えておく必要がありそうです。
(FIRE/早期リタイア)するにはいくら必要?
FIREできる金額は、人それぞれで
(FIRE/早期リタイア)後の生活費をいくらに設定するかで
大きく変わってくると思います。年150万なのか500万なのか、
それとも、1000万なのか。
旅をするのが好きなひとなら、地理的アービトラージ(物価の違いを利用する)を
利用して、強い通貨を持って弱い通貨の国で生活するという方法をとって

年の支出を低く設定することも考えられます。これは何も一生という話ではなく
資産を長く持たせるためで、その間も資産を運用し続けます。
若い方なら特にバイタリティー溢れ体力もあるので、地理的アービトラージを
使えば、想像できないくらいの資産を貯めなくてもFIREを達成できる
一つの良い方法かもしれません。
まとめ
FIREを達成するためには精神的に多少きつい仕事でも、
まわりのみんなのように遊べなくても
できる限り散財せず、バリバリ働き、その分を投資にどんどん回して
いち早くFIRE/早期リタイアができるまで、頑張るしかありません。
FIRE/早期リタイアを達成した暁には、自分の人生を取り戻して
自分で1日、1日を決定する自由を手にすることができる。

自身に関しては、50代前半でのサイドFIREを目標にしていたので
※サイドFIREは、月に10万くらいの仕事をストレスなく続けるスタイル。
もしこのまま<FIRE>に突入するならば、当初の予定より少し前倒しになるので
家賃の高い都心部から引っ越すなど、工夫が必要です。
コロナ収束後、一先ず、規模を縮小した事業が、継続していけるようならば
収入は大幅減になるものの、これを機にのんびりやるのもありかな?とも思います。
コロナ後の世界が予想より、はるかに大きく変わっていて
ビジネスの継続がむずかしい場合もあるので、そこは収束したときの様子で
また考えてみたいと思います。
※追伸
2021年12月現在。仕事は継続中で
週3~4日働くという、のんびりスタイルに移行中です。