高校の家庭科授業で投資の勉強
いよいよ2022年度から高校の家庭科の授業で
金融リテラシーを高める授業がはじまります。
なんと家庭科の先生が<株式や債券、投資信託>などの仕組みや特徴を
教えるようです。貯蓄が美徳とされてきた日本。
不労所得はなんだか卑しいお金。
そんな意識が残っている日本で、政府から国民に向けた強いメッセージが出ました。

- 終身雇用、年功序列の変化
- 副業の解禁・推奨
- 資産形成で税制有利なiDeCo・NISA活用の呼びかけ
- 高校からの資産形成授業
- 老後2000万円問題
昭和の人生設計プランでは、<今後は生き抜けない>ということを
しっかり受け入れるべき状況が揃っています。
投資って必要?
私自身は、投資は必要派で、早くスタートできればできるほど
時間というものを味方にできるので、できる限り早いスタートが
いいと思っています。
投資を始めると
- 経済や政治、日々の様々なニュースに敏感になる
- 投資と投機(ギャンブル)の違いがわかる
- 将来減りゆく、人的資本のリスクヘッジとなる
とかくギャンブル性の高い投機がクローズアップされがちですが
長期投資はコツコツと地味で、忍耐も必要です。
一攫千金という類のものではなくとも、将来、自分への
大事な贈り物になります。
投資内容

私自身は投資を始めて10数年。
自分で手探りスタート。
この10数年、投資スタイルを試行錯誤して、ようやく落ち着いたのが
米国のインデックスファンドを中心とした積み立て投資です。
<アメリカの経済まるごと投資してしまう>みたいなものです。
具体的には
全米株式インデックファンド(これ1本で約4000社に分散)
投資のプロでもない素人なので、ただひたすら
毎月同じ金額を愚直に積み立てしていくだけ。これが
一番の最適解なのでは?という結論にたどり着きました。
アメリカ経済が滅びたらどうするのよ!!!といわれれば
諦めます((+_+))
その時は日本も世界もおそらく全滅に他ならず・・・戦後のように
生き延びるのみですかね(◎_◎;)
まとめ
20年以上前、スリランカに2か月間の滞在をしました。そのとき
比較的裕福な人たちは、やたらと金を身に付けていたりして
持っていたような記憶があります。その時はさほど意識していなかったのですが
自国の通貨をはなから信用していない、いつ紙切れになるかも分からないリスクを
普通に持ち合わせている人々がいて
こうして装飾品として身につけ、何かあったときに
備えているんだと、あとあと理解したのです。
日本は長らく平和でした。

けれど、それが永遠に続くと思っているのも
無防備なのではないかと思うキッカケが、スリランカだったのかもしれません。
昔、高い国だった日本が今は割安な国となり、安い日本に多くの外国人が
遊びに来るようになりました。
世界をみれば、色々なことが急ピッチで変化しています。
日本はお金に関することを、声高に話したりするのがタブー視されたり

「品がない」と思われる傾向があります。
それは、ちゃんと金融教育を受ける機会もなかったからに他ならないです。
今回、高校生からお金の勉強をスタートするというのは
今後の将来を考えれば、とても現実的で建設的なことだと思います。
投資はリスクともいわれますが
今後はリスクをとらないことこそが、リスクになるともいえます。
特に若い世代が、時間という資源を味方につけて、投資を長期で実行して
将来の漠然とした不安と閉塞感を少しでも軽減できたならば
もっと良い社会の循環になるのではないでしょうか。
早くから金融教育を受けられる環境は、羨ましいです。